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パチスロでテトラリール、4thリールとは?どんな役割をする?

パチスロで一番大事なものって何だと思いますか?それは遊技するときに誰もが必ず触るものです。答えを言いますが、正解はレバーで叩くタイミング次第で、ボーナス・小役抽選全てが決まっていきます。

 

では、その抽選結果を次はどこで見えるようにしているのか?それはリールです。リールの主流は3リール。しかし、現在はマイナーな機種ですが世の中にはテトラリール、4thリールなんて存在もあります。

 

現在は液晶演出の発達でリールの果たす役割は薄れてきつつありますが、今回はパチスロで大事なリールについてのお話です。

 

テトラリールや4thリールとは

まずはテトラリール、4thリールについての解説です。現在主流の3リールと比べて、1リール多く付いており見た目の独特さが際立ちます。主にリール横(右リールの横)に設置されています。

 

テトラリールを初めて搭載したのは山佐のシ―マスターで、当時でも「パチスロはリール3つが当たり前」という常識を覆す画期的な機種でした。

 

新台で登場した時「このリールは何?」と思いながら打っていた記憶があります。打っていると逆回転など多彩な演出がリールで行われ、当時は凄く楽しかったのを覚えています。

 

このようにテトラリール、4thリールは演出目的で作られたリールとなっており、従来の楽しみ方をより一層増幅させるような役割を果たしています。

 

当時、山佐がつけたテトラリールという愛称が、その強烈なインパクトと共に定着していきました。後に後継機としてコングダムなどが発売されます。

 

その後各メーカーも追従するような形で、アルゼからは鉢巻きリールとも呼ばれているリール上部に設置している横スクロールの大きなリールが付いた大花火など、テトラリールを参考にしたと思われる機種を次々と販売しました。

 

山佐が作った4thリールは「テトラリール」と呼ばれており、その他のメーカーが作った4thリールの機種はそのまま「4thリール」と言われています。

 

流行の1つを作る事となり、対抗として4号機時代にはリールが5つある5thリール機なんてモノも生まれました。(4号機の巨人の星)

 

パチスロの歴史を形作った1大ジャンルには間違いなく、4号機スロットの歴史に燦然と輝く異端児的存在だったと言えます。

 

リールを増やすメリット

パチスロでリールを増やすメリットとしては、演出を多彩に出来る点が挙げられます。例えば、このような事が可能です。

 

  • 4つ目のリールを特殊図柄などにして演出面に活用
  • 停止ボタンで大当たり告知する場合、タイミングを一つ増やせる
  • ART中、停止ごとに上乗せをするような見せ方が可能

 

などなど、リール停止形によってボーナスを告知する方式としてはより演出に幅を持たせたり、ART機の演出にも活用されました。しかし、後の液晶演出の人気の高まりに押される形で、流行は下火となってしまいました。

 

停止ボタン多く押すのが面倒思うユーザーも一定数存在し、より簡単で爆発的に表現の幅を増やせる液晶演出の発達が起こったのは自然の流れでした。

 

テトラリール、4thリール機は現在どうなの?

紹介したように、かつて人気を誇った4thリール機は現在どうなっているのでしょうか?時代を4号機~5号機、6号機以降に区切って紹介していきます。

 

4号機~5号機

主に4号機時代はテトラリールの出現、後の後継機の出現で人気機種も多かったですが、5号機に入り搭載機種は多く出現しませんでした。

 

テトラリールとして先駆け的存在だった山佐からもバイオハザード(2008年)の発表まで人気機種がリリースされる事はありませんでした。

 

5号機時代初期は冷遇の時代を歩んだテトラリールですが、後期に入りより積極的に搭載するメーカーも現れてきました。

 

業界大手メーカーであるサミーが「アンリミテッドリール」として採用する事となったのです。初アンリミテッドリール機として、2014年にパチスロ輪廻のラグランジェを販売しました。

 

このアンリミテッドリール機は、厳密には4thリール機ではありません。ストップボタンは3つのみ、左リールが疑似リールで一番右のリールが第一停止ボタン対応のリールという少々複雑な設計をしているためです。

 

テトラリール機種は、4つのボタンと4つのリールで構成されています。しかし、4つのリールで演出を盛り立てようというテトラリールの系譜を受け継ぐ機種だった事は間違いありません。

 

疑似リールを大胆に動かし、アンリミテッドリール機の売りである「チェリー変換」は新鮮な楽しさをユーザーにもたらしました。マイナー版権機種にも関わらず、意外にも根強い人気を誇り設置期限までコアなファンには好評だったようです。

 

ただ、アンリミテッドリール機の本命として販売されたパチスロ蒼天の拳2(2014年)、その後に販売されたアラジンA2が期待に相応しいほどの人気機種はなりませんでした。

 

シリーズの目玉としていた疑似リールを使った小役変換の演出仕様が、遊技をしているユーザーにとっては面白くない、単純に液晶で見せれば良い事をわざわざリールで行う必要が分からないという声が多かったそうです。

 

大量導入の末に人気機種とならず稼働率は低い事が多く、ホール経営を圧迫する一因にもなったと言われています。想定よりも人気とならなかった事実を受けて、サミーはアンリミテッドリール機の開発を早期に中止。

 

計4機種を生むだけにとどまった、短命のシリーズとして幕を終えました。5号機時代の4thリール機は、液晶演出の発達に押され、リールを多くするメリットを生かしきれなかった時代と言えるかもしれません。

 

現在(6号機)

5号機ではヒット作を生み出せなかった4thリールですが、6号機時代に変わりまた新しい潮流が生まれる兆しがあります。元祖4thリールである山佐のテトラリール機がリリースされたのです。

 

CTザクザク七福神が2019年に販売されました。往年のスロットファンは懐かしさに喜び、若い世代には新鮮に映る機種としてホールで活躍しています。

 

まだ6号機4thリール機はA+ART機のみですが、これからどのように現在のパチスロで採用されるのか注目です。

 

今後も4thリール機は登場するの?

これまで紆余曲折ありながらも、4thリール機は登場しつづけています。まるでその時の限界に挑戦するかのように、これからも時代の節目に現れる事でしょう。

 

現在のパチスロでは、液晶演出は最早欠かせないものになりました。AT,ART機はもちろん、ボーナスのみのAタイプでも液晶演出が主流となっています。

 

しかし、パチスロがレバーを叩きストップボタンを押すことが主役の遊技である以上、リール停止形を使ってどのように表現しお客を楽しませるかの挑戦は常に続いていくのではないでしょうか。

 

そう考えると、将来的には4thリールで液晶付きの台で大ヒット機種が生まれる日がくるかも知れません。

 

リールが多いという事は、初代テトラリール機であるシ―マスターXがそうだったように、表現次第で3リール機を超える見せ方・発想が生まれる余地があります。

 

可能性はまだまだ無限にあります。液晶演出に一度は淘汰されたテトラリールが、長い雌伏を経て液晶演出との融合を果たす時を楽しみにしておきましょう。

 

まとめ

パチスロ機のテトラリール、4thリールとは単純に演出用のリールの事を指します。山佐の機種の場合は4thリールとは言わずに「テトラリール」と呼ばれています。

 

その他のメーカーに関しては4thリールという名称で言われています。現在の液晶演出よりも単純に見えるかもしれませんが、打ち込んでみると法則性などがあったりして面白いと感じる部分も結構あります。

 

ただ6号機に入ってからはなかなか4thリールを搭載した機種は登場していないのが現状でもあります。今後の可能性に期待したい所でもあります。