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ジャグラーで波を読み打つのがおすすめできない理由とは

ジャグラーシリーズはパチスロで最もポピュラーな機種です。実際にホールに足を運んでみれば、年齢の垣根なく、つねに客付きを保っている人気台です。

 

パチスロにおいて高設定を打つのが一番大事です。ですが、ジャグラーシリーズは特別設定に期待できない日にも安定して稼働しています。

 

常に遊技客が「何か」に期待してしまう魅力があるのでしょう。その一つが、ボーナス後即座にボーナスが引けてしまう通称「ジャグ連」の存在です。

 

メダルもどんどん増えるし、刺激も与えてくれるジャグラーを打っていて最も楽しい時間と言っていいかもしれません。これを狙った台選びをする人もいるくらいです。

 

実際、こういったお宝探しのような狙い方は楽しいです。波を読んで当たった時の感覚は、やみつきになるかも知れません。

 

ですが、このような狙い方は大変危険という事を知っておきましょう。今回は、ジャグ連に代表されるようなジャグラーの波はあるのかについてのお話です。

 

基本波というものは存在しない

ジャグラーに限らず、パチスロ機においてはメダルが出るか・メダルが減るか想像ながら打ちますよね。現在ほとんどのホールでは、台ごとの出玉グラフが設置されています。

 

出玉グラフは出玉の払い出しと吸い込みを繰り返しながら、ギザギザと上がったり下がったりを示しています。この、上がっている=メダルをどんどん吐き出している時が狙えたらサイコーですよね。

 

ここが波狙いの主な狙い目ですが、実はこの出玉の波というものは存在しません。それはパチスロの抽選方式が完全確率と呼ばれているからです。

 

Weblio辞典の完全確率の項目では

確率方式、独立試行とも言う。1回転ごと、1プレイごとに大当たりや役の抽選を行ない、それが次の抽選に何の影響も与えないという方式

 

このように載っています。現在のパチスロ機種のほぼ全てでは、この方式を抽選の基礎としています。決して、ボーナスを引けなかった次ゲームからは抽選確率が変化するという事はありません。

 

ジャグラーも当然この方式であり、ボーナス確率(設定1なら1/176.1)を引けなかったら、また次のゲームでは1/176.1の確率でボーナスが抽選されています。

 

現在のスロットの大当たりは、すべて機械内部の抽選によって決まります。スロットの台によっては天井や通称「ゾーン」と言われる「当たりやすい回転数」があります。

 

しかしジャグラーシリーズにはそのような天井やゾーンは一切存在しない事は広く知られています。常に一定の確率で抽選をしているので、当たりやすい確変状態になっているなどはないのです。

 

台が機械的に抽選し、過去に起こった出来事をデータで表示し、グラフを見て人間が自由気ままに想像した事を「波」だと思っているにすぎません。

 

でもジャグラーは出玉の波があるのでは?

ジャグラーは連チャンをして一撃で1500枚出たり、逆に大ハマリをして一撃で1000枚吸い込んだりと、出玉の波みたいなものはありますよね?これを否定はしません。

 

波は人間の勝手な思い込みというお話をしましたね。しかし、ジャグラーを未だに波狙いで打つ人が多数おり、連続ボーナスが楽しいのも事実です。

 

ここまで読んでくれた方の中にも、まだジャグラーは波狙い出来るという考えを持っている方がいるでしょう。ではなぜこのような出玉の波が生まれるのかについて解説したいと思います。

 

確率の偏りが荒波となっている

下記は、設置が多いアイムジャグラーEX-AEを例にしてボーナス確率・ハマり確率をまとめたものです。(設定1・合算確率1/176.1)

 

回転数 ボーナス当選率 ハマる確率
10回転 5.536% 94.464%
50回転 24.779% 75.221%
100回転 43.418% 56.582%
200回転 67.985% 32.015%
300回転 81.885% 18.115%
400回転 89.750% 10.250%
500回転 94.200% 5.800%
700回転 98.143% 1.857%

 

このように設定1でも約25%、つまり4回に1回はボーナス後50回転以内に再びボーナスを引けることが分かりますね。意外に多いと思いますよね?連チャンは思っている以上に当たり前に思っている現象だと捉えましょう。

 

以上のことから、ジャグラーという台自体が浅い回転で当たりやすい、またたまには深いハマリも喰らうような仕様のため、波があるように錯覚してしまうのです。

 

このような繰り返しによって出玉の波というのが生まれます。この現象は高設定ほど起こりやすいです。ホールによっては設定6に限らず高設定域が投入されている場合、連続のボーナスを引く場面を目撃した、もしくは体験する事もあるかと思います。

 

ですが、早い当たりを「出玉の波が来た」と考えるのは大きな間違いなので注意しましょう。設定1でも50回転以内に2連続でボーナスを引ける確率は約6%あります。設定6では約10%です。

 

現実的に起こる確率です。勘違いしないようにしましょう。

 

出玉の波は引きに左右される

また先ほどの確率の偏りについての意味でもありますが、出玉の波は打ち手の引き(運みたいなもの)に左右されます。それほど引きというのは重要で、出玉の波とは「自分の引きの波」でもあるといっても過言ではありません。

 

例えば引きが強かったら設定1でも勝つことができるのです。設定1の台でも終日打って合算確率が設定6レベルで推移した…ということもあり得るのです。

 

じゃあ引きが強い人なら設定とか関係ないのでは?と思ってしまうかもしれません。しかしそれは大間違いであり、確率というのは収束するというのはご存知だと思います。

 

常に低設定台を打ち続けると確実にマイナスとなっていきます。長期で見た出玉の波(スランプグラフ)というのは高設定を打っている人ほど右肩上がりのスランプグラフとなり、低設定ばかり打っている人ほど右肩下がりのスランプグラフとなります。

 

ですので、1日単位での波を読んで打つのではなく、設定を読んで打つというのがいかに大切か、ということを理解しておきましょう。

 

じゃあ出玉の波を読むことは意味なし?

ここまでの話から「出玉の波」は単なる錯覚だとお判りいただけたかと思います。存在する根拠のないものを読むことはできません。出玉の波を読む意味はないと理解しましょう。

 

パチスロは完全確率方式であり毎ゲーム同じ抽選確率ですので、スランプグラフなどより「今が連チャンのチャンス」という風に波を読むことはできないのです。

 

またジャグラーあるあるでもおなじみ「前の人が連チャンした後、ハマる」という現象について。ホールではよくありますよね。よく出てる台だから打ってみたら、全然ボーナス引けないって事。辛いやつですね。

 

しかしそのような現象も完全確率抽選の結果でしょう、残念ながらハマりは突然やって来ます。先ほども解説しました「ボーナス当選率・ハマる確率」の表をご覧ください。

 

設定1では500回転以上のハマりは5.8%、700回転以上のハマりは1.8%です。現実的に起こる確率の範囲内ですから、辛いですが起こる時もあります。もちろんその時の引きも関係しています。

 

これまでお伝えしたように、機械の出したデータに意味を見出そうとするのは人間自身です。「前の人が連チャンした後にハマる」という印象の事態も、もしかしたら人によって違うかもしれません。

 

「連チャンした直後の当たりが全然引けなかった」「連チャンした後、少しハマりながら何度か当たったが連チャンしなかった」「連チャンした後(自分が連チャンを経験するまでの大当たり回数が)ハマった」

 

すべて「前の人が連チャンした後、ハマる」という印象だけが強く残ると思いませんか。人間、悪いことの方がよく覚えていることが多いです。そして、その原因を他の事に関連付けて考えてしまいます。

 

連チャンがジャグラーで最高に楽しい時間です。それを体験できた前の人と、体験できなかった自分。データや出来事を自分なりに解釈した結果、自分に起こった不幸に関連したものかのように錯覚してしまうのです。

 

また、1000回転以上のハマりは0.33%、1500回転以上のハマりはわずか0.02%です。わずかな確率ですが、設置台数の多いホールでは目撃や経験することもありますし、記憶に強く残りますね。

 

ぜひジャグラーは完全確率方式という事を理解して、データを独自解釈して誤った理解をしないようにしましょう。

 

それでもジャグラーで波を読んで打ちたい場合

ジャグラーで波というのはある!と信じている人も多いでしょう。もちろん信じてもいいと思います。波を信じて打つのもパチスロの楽しみの一つですよね。

 

個人的には波読みをして打つのはおすすめできませんが、それでも波を読んで打ちたい!と思うのであれば、おすすめとして「高設定台」の波を読んで打つことです。

 

最近はジャグラー打ちの年配の方も設定を気にしている人が多く、高設定のような台を探して、打って連チャンをしてハマりそうな雰囲気になったらヤメる、という人も多くなってきました。

 

これだとある程度理にかなった打ち方になるでしょう。ジャグラーは高設定ほどよりボーナスを引きやすいです。そして高設定ほど出玉に対する期待が膨らみますので、良い波になる機会も自然と多くなります。

 

ですので、どうしても波を読んで打ちたいのであれば、高設定台の波読みをすることをお勧めします。低設定台ですと出玉に対する期待もできませんし、負ける可能性が高くなります。設定が最も大事である機種なので当然ですね。

 

まとめ

今回はジャグラーの波を読んで打つことをテーマとして書いてみました。ジャグラーの波読みは基本的には意味がありません。個人の確率の偏りや引きの強さなどが出玉の波へ影響しているのです。

 

シンプルなゲーム性と、低設定でもボーナス確率が軽いからこそ、台への印象、それこそ台の内部がどうなっているか想像したくなるものです。

 

ですが、ぜひジャグラーの抽選への誤った理解を捨て、素直に高設定がどこにあるのか・自分が実際に打てるかを考えるべきです。

 

またもしどうしても波の存在を捨てることができないのであれば、高設定っぽい台を打つことをお勧めします。高設定の方が出玉に期待もできるので、一石二鳥です。

 

波という不思議なものを根拠に打つのではなく、しっかりと高設定の設置動向を読む事で、ジャグラーに正しく向き合っていきたいですね。そうすれば、自然と「ジャグ連」を体感できるはずですよ。